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Attention!!
R18です。以下の注意事項をよくお読みください。
「dolce tempo」は性的な内容を含むため、年齢制限を設定しています。
18歳未満の方、および高校生の方の閲覧はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。

また、そういった内容が苦手な方にもお勧めしません。


大丈夫な方はこどうぞ。

リトアニアは呆然とするポーランドの両腕をひとまとめに頭の上に押さえつけた。
「ちょっ、いきなり何するん……」
突然ベッドに押し倒されたポーランドは抵抗を試みながら咎め立てる。
「何って…いやらしい事したいって言ったのポーランドでしょ。」
さらりとリトアニアはそう言うと舌でポーランドの唇を無理矢理開かせた。
「んんっ…」
リトアニアの言動に心当たりはあった。挑発したのはまぎれもなくポーランド自身だったからだ。
オレ、たまには変わった事したいって言っただけなんやけど…。
思いがけない展開にポーランドは胸騒ぎを覚えた。自分が振り回すのはいつもの事だが、リトアニアがここまで予想外の事をする時は決まってろくな目に遭わないからだ。
リトアニアはポーランドの唇を塞いだままシャツの釦に手をかけ、胸に手を滑らせていく。
身体の奥で何かが疼く。身を捩った所で抗えるはずもないのに、そうせずにはいられない。
「んっ…っは……ぁ…」
ようやく唇を解放され、浅く息をつきながら新鮮な空気を取り入れる。
しかしそれは一瞬の事で、すぐに唇を塞がれた。
「…っん……あ…」
「いや…?」
普段と変わらない穏やかな表情なのに、雰囲気はいつもと違うようにポーランドには感じられた。
「…やっ……」
「嘘、ホントにいやならこんな風にはならないでしょ?」
形を変え始めた下半身に触れられ、ポーランドの顔が羞恥に染まる。
「…っん、…ぅ……や…リト……」
「全部見せてよ、ポー…」
そう言ってリトアニアは片手で器用にズボンのベルトを外し、チャックを下ろしていく。
足を閉じようと思えばできたはずなのに、無意識に快感を追い求めているせいかそんな気は起こらなかった。
「あっ、ぁ…リト…」
抵抗を見せなくなったポーランドを見て、リトアニアは腕の拘束を解いた。だからといって組み敷くのをやめたわけではなく、今度はその腕をポーランドの華奢な肩に押さえつけるように置いた。
「…どうしてほしいの?」
「っあ…んんっ…」
直に空気に晒された下半身には触れもせずリトアニアは、首筋に唇を這わせる。
ポーランドは思わず縋るようにリトアニアの腕に自分の両腕を重ねるが、煽る結果にはならなかった。
「っや…リト、して…触って……」
いたたまれなくなってポーランドはそう口にするが、リトアニアは聞こえていないのか聞こえないふりをしているのか、その望みに応える気配はない。
組み敷かれた状態で見つめられ、ポーランドは全てを見透かされているような気持ちになり、たじろいだ。
「あ……」
目が合うと射止められたように動けなくなる。もうどうしていいのかわからなくなって、ポーランドは諦めたように瞳を閉じた。
それを見たリトアニアはため息と共に笑みを漏らした。
「ポー…」
「っあ…!…は…っ……」
リトアニアの掌がポーランドのものを包みこむ。
突然与えられたその快感に反射的に身を引きつらせる。
「どうしたの、触って欲しかったんでしょ…?」
悪意のないような笑顔でリトアニアはポーランドを見つめて言った。
「ん…、でも…こんなん……っあ…」
リトアニアのもたらすそれはポーランドを焦らすだけで、決定的なものではなかった。辿りつけないゆるい快楽に身悶えながら、ポーランドはリトアニアに取り縋る。
「ねぇ、ここも感じる?」
「…っん…う……」
後ろのほうに指を埋め込んでいく。
探るようにゆっくりと体内を動くそれにポーランドは違和感を感じずにはいられない。しかしそれもじきに快感と相俟っていき、自然と嬌声を上げる。
「あ…や、そこ…っ…」
「…ここ、いいの?」
不意に痺れるような快感が突き上げる。リトアニアはそれを見逃さなかった。
執拗にそこばかりを責められ、ポーランドの意識は混濁していく。
「っあ…!あ、や…っん……リト、も…だめ……」
「何がだめなの?これ、気持ち良くない…?」
宥めるようにリトアニアは言うが、言葉とは裏腹にその所作には加減がない。
「っん…いい…頭…おかしくなりそ…だし…っ……」
「頭?身体でしょ。…ねぇポーランド知ってる?指、もう三本も入ってるんだよ。」
「…っや、そんなん…言わんでいいし……っ…」
絶え絶えになりながら訴えたのに、軽く揶揄され、ますます羞恥が募る。
「ポーランド、好きだよ…」
その媚態に満足すると、リトアニアはそっとポーランドの額にキスを落とす。
「っん…リト…」
思いつめたようなまなざしでリトアニアを仰ぎ見たポーランドは、やっと切望していたそれを与えられるのだと安堵した。
「あ―……!」
両足を抱えあげられ、リトアニアのものがそこにあてがわれる。すっかり慣らされたそこは、リトアニアの熱や質量をポーランドが思い出さないうちに、それを受け入れてしまった。
「やっ、あっ…ぁ……」
一気に貫かれ、容赦なく突き上げられる。
目を閉じても感じられるリトアニアの存在がたまらなくて、ポーランドは自分でも驚く程乱れた。
「ポーランド…」
「あ、リト…っぁ……ん…っ」
甘さを含んだ声でリトアニアに名前を呼ばれると、それに応えるようにポーランドは身体をしならせる。
「ポー、気持ちいい?」
ポーランドに応えるようにリトアニアは深く突いてくる。
「んぁっ…いから…っ、リト……っと、もっとして…っ……!」
「うん、いいよ。オレも…全然足りない…」
疼く身体を鎮めてくれるのはリトアニアしかいない。煽るように艶っぽい声を上げることしか今のポーランドにはできなかった。
潤んだ目でリトアニアを見上げるが、視界はぼやけて見えない。でもリトアニアは穏やかな笑を浮かべているのだろうとポーランドは思った。
「…っ、前も…触って……」
うわずった声でやっとそれだけ言うと、ポーランドはぎゅっと瞳を閉じて与えられる快感に神経を集中させた。
「ポー、好きだよ」
「っあ…!あっぁ…リト、リトっ…!」
うわ言のように繰り返しながらポーランドは絶頂に達した。
それから何度かリトアニアは心行くまでポーランドを堪能した。


***


「…何だったん?昨日のリト。」
翌朝ベッドの中でごろごろしながらポーランドは尋ねた。
「ポーが普段と違う事したいって言ったんでしょ。」
「確かにたまには変わった事したいとは言ったけど…何かちょっと違くね?」
「……」
いぶかしげにリトアニアに訴えるが、逆に冷たい目で見つめ返された。
「な、何なん…?」
「ポーその後言った事覚えてないんだ…」
遠い目をしながらリトアニアは大きくため息をついた。
「え…オレ何か言ったん…?」
「『リトは無理矢理とか絶対できなくね?』って言ったんだよ。…そりゃあオレはそんな事したくないけど、ポーの要望に応えようとそれなりに頑張ったつもりだったのに……。」
覚えていないんじゃどうしようもない、とリトアニアは虚脱感にみまわれた。
「…リト怒ってるん?」
恐る恐る尋ねるポーランドにリトアニアは「今に始まった事じゃないからもういいよ…」と生返事をした。
「…もう一回!」
突然ポーランドが声を上げた。
「え、何…?」
「リト、もう一回しよ?」
いたずらっぽく笑いかけながら、ポーランドはリトアニアの肩に手を回す。
「もういいよ…オレ別に怒ってないから。」
すっかりふて腐れたリトアニアは目も合わせようとしない。
「リトー、ごめんって~。」
「……」
「…何、リトはもうオレとしたくないん?」
「そ、そんなんじゃないけど…」
ちょっと機嫌の悪いふりをすれば、リトアニアが優しくしてくれる事をポーランドは知っている。
「じゃーするしー。」
ポーランドは嬉々としてリトアニアを押し倒す。
「ポー?…んっ…」
そのままポーランドの舌がリトアニアの唇を割って入ってくる。
その頃にはリトアニアがその気になっていることもわかっていて、ポーランドはかけがえのない恋人に見とれる。
「リト…」
まじまじと見つめられて、リトアニアは気恥ずかしさを感じながらポーランドを抱きしめた。
「リト…好き?」
「ん~…ひみつ」
「なっ…リトのばか!意地悪!」
「嘘。ポーランド、好きだよ…」
むっとするポーランドを宥めすかすようにリトアニアは言った。きまり悪そうに目をそらす仕草も何度も見てきているのに、飽きないし、かわいいなとリトアニアは思った。
「ん…オレもリトの事好きだしー」
そう言ってポーランドもリトアニアを抱きしめ返した。

どうしてこんなに好きなんだろう、と仕方のない事を思いながら口づけを交わす。そうして沸き起こる愛しさを互いに分け合うように、そのまま二人は情事に酔いしれた。



   fin.


***
ハルさまにアンケートで「リトポでSなリトアニアをみてみたい」とのリクをいただきました。リクありがとうございました!

あまりSなリトになってない気がするのですが、これが管理人の限界かもしれません…。
リトは肉体的な責めはできないと思うので、言葉責めかなーと…。でも恥ずかしくてあまりそれっぽい科白も言わせられず、ただのエロになってしまいました。

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