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※グロ注意!!
 虫が苦手な方、
 フランは清くなければ嫌だ!という方は見ないほうがいいです。
※特定の地域の食文化を貶める意図はありません。


上記に問題のない方もネタと割り切って自己責任でお楽しみ下さい。





その時フランは怒っていた。
「これ、お土産というか誕生日プレゼントですー。嫌がらせなんで食べなくていいです。そのかわり今回の任務、Sランクの五倍の報酬を要求します。ミーだけじゃなくて同行した隊員全員ですー。」
任務から戻ったフランはザンザスの執務室に分厚い報告書とケーキでも入っていそうな丁寧にラッピングされた箱を持ってきて、珍しくまくし立てるように喋る。

ちょうど執務室でザンザスと事務仕事をしていたスクアーロはその場に居合わせていた。
その報告書の厚さと詐欺まがいの発言に、呆れた反面感心もしていた。ザンザス不在時に代理のスクアーロが受け取った事のあるフランの報告書は、長期任務を除けば基本的には一枚で、最低限の内容も書かれていないこともあったからだ。しかもこの様子だと提出期限が二日後の報告書をアジトに戻ってから休まずに仕上げたようだった。

「う゛お゛ぉい!なんでそんなものわざわざ持ってくるんだぁ、ボスにかっ消されたいのかぁ?」
フランの態度に違和感を覚えながらスクアーロは怒鳴りつけた。
金に執着していたマーモンと違って、何を考えてるかはかり知れない今の霧の守護者はそれといったこだわりを見せた事がなかった。ヴァリアーのボスであるザンザスの守護者たる自覚もなければ、ベルフェゴールをはじめとした幹部に対しても遠慮のない毒舌を吐く。その傍若無人ぶりは術師としての実力がなければこの組織では人知れず排除されていてもおかしくないほど目に余るものだった。

そんなフランが任務に関わった者全員の報酬引き上げを要求している。その裏にはどんな意図があるのか。
そもそも今回の任務は暗殺ではなく情報収集が主な内容だ。得られた情報によってターゲットの生死が決まるというもので、結果として暗殺は行っていない。
三人の隊員を引き連れ、ターゲットの故郷であるサルデーニャでの幻術を用いた潜入捜査。期間は一週間。24時間張り付かなければならないため、情報を得られなくともBランクの報酬が約束されていた。持久力は要るが、部下との連携がうまくいけば割のいい内容だろう、とスクアーロは思っていた。

「隊長が間に入るとややこしくなるんで、ちょっと黙ってて下さーい。それともあんたがこれ食べます?」
仏頂面はいつも通りだが、纏うオーラが普段と違っていたので、少なくともフランを知っている者が見ればその雰囲気の異様さは一目瞭然だった。ただ、その怒りの矛先が何であるのか、スクアーロにはわからなかった。
ザンザスは眉間に皺をよせながらフランの持ってきた分厚い報告書をめくっている。
「ボス、どうすんだぁ?」
「で、どうなんですかー?」
関心がないことには見向きもしない主だが、一応仕事だし、聞こえてはいるだろう、とスクアーロが確認するのと同じタイミングでフランは性急に返答を迫る。
ザンザスは小さくため息をつくと面倒臭そうに口を開いた。
「…フラン、てめぇの要求を飲んでやる。ついでに一週間の特別休暇をやるから今回の任務にあたったメンバーを今すぐ病院に連れて行け。いいな、今すぐにだ。他の連中の報告書は要らねえ。」
「ちょ…う゛お゛ぉい!ボス、どういう事だぁ!?」
ザンザスの言葉に耳を疑うスクアーロが問い質している間に、当のフランは「わかりましたー」とだけ言って逃げるように執務室を出て行った。

何事もなかったかのように書類整理に戻ったザンザスをスクアーロは不審な目で見ながら「なんで行かせたぁ」と不満をこぼす。
「てめえは知らなくていい」
納得のいく答えなんて出してくれるわけがないとわかっていてもスクアーロがきいてしまうのはいつものことだ。それでなくとも二十年近く共に居る主が新人のフランと通じ合ってるのは気持ちのいいものではない。
「休暇や病院ってどういう事だ!?残りのメンバーの日程調整はオレがするんだぞぉ、ちょっとくらい知る権利があるだろうがぁ!」
「……いつまでたってもドカスだな。知らねー方がいいこともあるってわからねぇのか。どうせ夜にはわかる。それまで待ってろ。」
「今は言えねぇってことかぁ?……あんたがそう言うんならいいけどよぉ」
ボスに気を遣われたのだと謎の理解を見せたスクアーロは追及するのをやめたが、逆にそれがザンザスの気に障って殴られた。喚くスクアーロに構わずザンザスは続ける。
「ベルフェゴールを呼べ、ボンゴレ本部へ行く。てめえは残ってオレの代理をしていろ」
「…了解だぁ。」
スクアーロは明らかに不満がある、という視線を向けたが、また殴られるのが目に見えていたので言葉にはしなかった。


滅多に起こらない緊急事態に備えて待機していた怠惰の王子は、休日同然の待機日にボンゴレ本部に同行させられイラついていた。
緊急事態というのは組織の体を保てないような事態が起きるわけではなく、早急に処理する必要性のある任務が入る場合を指す。
ヴァリアーに依頼される仕事は基本的に暗殺である。稀に情報収集も行われるが、ベルフェゴール向きではない事を上司が熟知しているせいもあって、待機日以外にその類の任務が彼に回ってくることはなかった。
ザンザスに同行を言い渡されたベルフェゴールは一瞬期待したが、行先がボンゴレ本部では人を殺す機会には恵まれる可能性はゼロに等しい。
いくら人材不足のヴァリアーといえども、ボスを現場に引っ張り出す程多忙ではない。一応独立した組織なのだから、年中他人の恨みを代行する必要もなく、多少は選べるのだ。もっとも、その選別はボスであるザンザスに一任されているのだが。
ああでもボスと連携して人を殺す任務だったらものすごく楽しいだろうな、とベルフェゴールは淡い夢を見ながら車に乗り込んだ。一体何を期待して自分を同行させたのだろうかと窓の外を眺めながらザンザスの真意に思考をめぐらせていた。


「やぁ、ザンザス。」
沢田綱吉はとても緊張していた。特別な呼び出しがない限りボンゴレ本部に訪れることのないザンザスが、用件を告げずに突然のアポをとってきたためだ。直接の面会というアナログな手法を用いるという事は、第三者に漏れるおそれのあるメールや電話で告げられない重要な用件である事を暗に示している。
「…で、今日はどうしたの?わざわざ本部まで来るなんて何かあったんでしょう?」広い応接室に通され、上座のソファーに腰を下ろしたザンザスとベルフェゴールに自らお茶を出して、綱吉は話を切り出した。
「てめーらがヴァリアーに依頼した昨日付けで完了している潜入捜査の報酬引き上げの交渉に来た」
「報酬引き上げ?」
ヴァリアーのボス自らが出向いた時点で、交渉とは名ばかりの決定した催促ではあったが、一応の形式を重んじて、綱吉はその内容と理由をたずねる。
「カース・マルツゥだ」
ザンザスがそう答えると、隣でだるそうにしていたベルフェゴールが血相を変えて立ち上がった。
「カース・マルツゥ!?あんなの食ったの、あいつ」
「え、カース・マルツゥって何?」
その取り乱し方が尋常ではなかったので、ただごとではない事だけは察した綱吉はとにかく下手に出るしかなかった。
「お前イタリアにいんのにカース・マルツゥも知らねーのかよ。チーズだよ、ペコリーノな。ただし生きた蛆寄生させて腐敗か発酵かわかんねーくらいドロドロした代物だけど」
「蛆…?それって食べ物なの?」
「基本的に現地のやつ以外食わねーだろーよ。カエルがどんな事してたか知らねーけど、王子だったら任務なんか放棄してその場にいるやつ抹殺してるぜ。」
更にベルフェゴールは蛆が胃酸では死なず腸などに寄生し健康障害の恐れのある事や衛生面で問題があるため販売は違法である事などを面白おかしく綱吉に言って聞かせた。天下のボンゴレ十代目の血の気の引くさまが小気味よかったらしい。
「任務全うのために拒否も幻術での回避も困難だったと報告されている。ヴァリアーの基本業務である暗殺での失敗なら殺されても文句などないが今回は別だ。要求が飲めねえなら今後は暗殺以外の仕事は請け負わねえ。…今回の件に関わったカス共はまだ全員生きてるが、寄生されてこれから死ぬかもしれねぇしな」
ザンザスはフランたちがカース・マルツゥを食べざるを得なかった状況や食べた時の感触が生々しく書き綴られているという報告書を見せ、今後似たような事態が起きた場合の補償について口頭で条件提示した。
「えっと、今回のはうちが依頼した仕事だから…そうだね、報酬は上乗せするよ。医療費も払うし、経過観察分もうちで面倒みます。暗殺とは別の危険手当についても、今聞いた内容をちゃんと検討して明文化する。だから、その…持ってきた荷物はお願いだから置いて帰らないでね?嫌な予感がするんだ」
全面的にザンザスの要求を聞き入れた綱吉が始終苦笑していたので、ベルフェゴールは自分が持たされていた厳重に包まれた荷物の中身を悟り、こっそりボンゴレ本部に置いて帰った。

「ねぇボス、沢田ならボスが直接言わなくても慰謝料くれたんじゃね?あいつこういうトコ甘いし、内容が内容だしさ」
わざわざヴァリアーのボスが出向くほどの用件ではない、という意味を込めて帰路の車中でベルフェゴールは主に問いかける。
「普段誰のためにも行動しないやつが、嫌がらせの手土産持ってきてまで珍しくオレに訴えてきたんだ。あんなもん食って死んだら誰でもやりきれねえだろ、そこを少し汲んでやっただけだ。」
ロックグラスに注がれたウィスキーをストレートで飲みながらザンザスはそう答えた。
「カエル怒ってたの?」
「ああ。」
「ふーん…あいつ、中々やるじゃん。オレも見たかったなー」
「あれは、最近は自分の意思で居ついているようだが、一応預かりものだからな」
ベルフェゴールへの返答とは別にザンザスはそう呟いてグラスの中のウィスキーを飲み干した。
ザンザスが二口以上残っている酒を一気に飲み干す動作は「しばらく黙っていろ」という意味。しかも機嫌がよく、酔いを楽しみたい時のみの合図。
主がいつになく饒舌で行動力があるのは今日が誕生日だからだろうか。それとも沢田綱吉を言い込めたからか。いずれにせよ、アジトに戻ればルッスーリアがごちそうを作って待っているはずだ。今より主の機嫌が悪くなることはまずないだろう。そんな事を静まりかえった車内で考えながらベルフェゴールは目を閉じた。


「…で、てめぇ何ともなかったのかぁ?」
ベルフェゴールから詳細をきいたスクアーロはフランに声をかける。
「ぶっちゃけると精神的に辛かっただけで、ミー的にはそんなに不味いとは思わなかったんですよね、あのチーズ。ちょっと舌が痛いくらいがスリルあって食べごたえがあるってもんでしょ?あ、病院では今のところは全員大丈夫だそうですー。アジトに戻った時点で二日経ってて体調も問題ないですし」
ヴァリアーのボスであるザンザスの誕生祝いの席を準備しながら、幹部たちはその話題で持ち切りだった。
サルデーニャでの任務の顛末はあっという間に幹部どころかヴァリアー中に広まり、関わった者は同情的な目で見られていた。何しろ明日は我が身である。誰もが自分の身に置き換えてュミレーションすれば卑下したりなどできない。

「ししっ、お前って意外とゲテモノ料理イケるよな。」
「ミミズ食べたことのある堕王子には言われたくないですー」
今回の件を公にした張本人であるベルフェゴールにはそういった過去があるからこそ綱吉に猛抗議したのだと知りながら、特に感謝するでもなくフランは生返事をする。
「はぁ!?あれはオレの意思で食べたんじゃねーからノーカンに決まってんだろ!」
「じゃあミーの今回の件もノーカンですねー。でもゲテモノなんて、あんたの狭い価値観だけで語っちゃダメですよ。現地の食文化なんですからー」
テーブルに並べられたごちそうを目の前にして平気でこんな話ができるなんて、人のことは言えないが流石デリカシーのない集団ならではだなとフランは思う。
「セミとか、こう、羽を毟って動かなくなるまで炒ると割とイケるんですよ。インドで野宿した時作ったらベルセンパイも美味いって言ってたじゃないですかー」
「…っ、てめーが川エビだって言って食わせたんじゃねーか!」
「知らない方がいいかと思って嘘ついてあげてたんですよ。あんたお腹空いたってうるさかったし。それにもう時効ですよねー」
「その場で正直に言えねーんなら、嘘付き通す覚悟くらい持てよ!」
「そんな事したらミーの神経が磨り減るじゃないですかー。堕王子のせいで罪悪感抱えて生きるなんて嫌ですー」
「う゛お゛ぉい、なんでお前ら非常食とか持って行かねーんだぁ!?携帯用のがたくさん倉庫に常備されてるだろぉ。不味いかもしれねーが虫とかよりはマシなんじゃねえかぁ?」
ベルフェゴールの言うことももっともだと思いつつ、その場を仕切っていたスクアーロは指摘する。
「子供に何ってもムダよぉ、スクちゃん。現地でなんとかなると思ってるのよ、若いっていいわねぇ。」
「ハン、そういうのは無謀と言うのだ。任務を計画的に遂行してないからそんなものを食べる事態になるのだろう」
「まぁレヴィったら!あなただって学生の頃南米で蟻の卵食べたって言ってたじゃない。」
「あれは珍味なのだ!そもそも現地の人間とのコミュニケーションが必要な場面でもてなしを受けないなど研究者として終わっているではないか」
「あんた南米で何の研究してたのよ…」
「っていうか、こいつが歓迎されてたことの方が不思議だぜぇ」
「なぬ!?」
「レヴィさんの事なんてどうでもいいですけど、勝手にミーをゲテモノ食いキャラにしないでくださーい」
年長組の会話に割って入るフランは心外だと眉をひそめる。ミーはこれでもコンテチーズで育ったグルメなんですよー、と。

「でもまぁ、不本意ですけど、何でも美味しくいただけるのってミーの才能だと思うんですよー。発酵系は匂いがアレなだけで物理的に食べることはできますし、虫系も世界的にはフツーじゃないですかー?揚げ物とかなら余裕ですよ、蜘蛛とか蠍とか。生食じゃなきゃそんなに抵抗ないですねー」
「匂いがきついものを普通に食べれるだけで十分凄い能力よ。そういえばフランちゃんはタイの市場で蠍のから揚げとか普通に食べてたわね…」
「カエル節操なさすぎ。お前動くものなら何でも食べれんじゃね?そーいやリコリス系もイケるよな」
「そーですねー、でもそれくらいならベルセンパイもイケますよ、物理的には。サルミアッキでもルートビアでも…」
「う゛お゛ぉい!ゲテモノの話はそのへんにしとけぇ!」
今日が何の日かわかってんのかあ゛ぁ!?とスクアーロが幹部たちの会話を遮る。
「いい頃合だなぁ。ボスさん呼んでくるからてめーら席について大人しくしてろよぉ」
どうやらもうすぐ主が来るようだ。
ベルフェゴールが代表して「王子秘蔵のワイン開けるから早くしろよ」と、どうでもいい返事をスクアーロに投げかけた。
普段なら任務中でも気ままな幹部たちだが、今日は特別だ。部下にさせてもいいような宴席の準備まで自分たちの手でやっているのだから。

毎年恒例の宴を幹部がとても楽しみにしている事をザンザスはよくわかっていた。
最初の頃は自分の誕生日を名目に飲んで騒ぎたいだけのようにしか見えなかった。もちろん礼など言ったことはない。それでも年々質の上がっていく祝宴に主役として座するのは悪くないと思うようにはなった。少なくとも昔ボンゴレ本部で行われていたパーティーなどよりははるかにマシだった。

「ボス、そろそろ夕食の時間だぁ。…んだよ、もう飲んでんのかぁ?今からいい酒出るってわかってんだからちょっとは我慢しろぉ」
注意するスクアーロも声を弾ませどこかしら上機嫌だ。
十六の時から色々あったが、現在も変わる事なく付き従ってきた部下たちとはもう親よりも長い時間を共にしている。人格に多少問題があっても、それぞれ秀でた才能を持つ者たちだ。もっといい環境に身を置くこともできるはずなのに、いまだにこんな光の当たらない場所にいる。傍にいてくれと頼んだ覚えもないのに、スクアーロを筆頭に彼らはザンザスを主とするこの組織に属することに価値を見出しているらしい。
わざわざ自分なんかを選んでいることが、照れ臭い以前に、考えることも嫌になるほど不思議でならなかった。だが慣れとは恐ろしいもので、勝手のわかっているこの面子の上に立つのが心地良くないわけではない。新人が来ても部下たちはうまくやっているようで、自分の立ち位置が脅かされることもなかった。

「なんでベルを連れてったんだぁ?」
何が最善なのかは結果を見なければわからない。相談しようにも、部下たちは好き勝手にやってくれて構わないという態度を崩さない。その筆頭がスクアーロで、彼は義理堅い面と我の強い傲慢さが変な方向に相俟っている。そのため形だけは従うが、作戦隊長という立場も手伝い、ザンザスに異を唱えることが一番多い。
今回の件もまだ腑に落ちない部分があるらしい。
「オレの意図を推し量って沢田相手に暴れるならベルフェゴールの方が適任だっただけだ」
「保障の件ならそんなに急がなくても良かっただろぉ?もっと具体的にまとめて書類送りつけるだけで済む話だぁ。そもそもお前がボンゴレ本部に行く必要性なんてあったのかぁ?」
廊下を歩くザンザスに詰め寄る。スクアーロを納得させる事はザンザスの業務外だ。
「一年のうちで今日が一番オレの要求が通りやすい日だからに決まってるだろ。あいつ…フランも、だからこそ急いでオレに抗議しに来たんだ」
今日がオレの機嫌をとりやすい日なのをわかっていたんだ、と続ける。
「あ゛ー…沢田はそれを知ってるからボスの要求を無碍にはできないって事かぁ。まぁあんたが言えば返事はひとつしかねえけどなぁ。」
「わかったら少しくらい黙ってろドカスが」
今日は主の生を受けた大切な日だが、当の本人はそれすらも交渉のカードにするようになった。それも新人の部下のために。
ザンザスとフランは打ち解けあっていたわけではない。今日やった事も長い目で見ればヴァリアーのためだ。それでもこれはザンザスの心のどこかにフランを手元に置いているという意識があるからこその行動には違いない。
「……成長したなぁ、ボス」
複雑な気持ちになるのは腹心の矜持。
殴られるのは承知の上で、スクアーロは呟かずにはいられなかった。



fin.


***
こんなんだけど、ボス、2012年の誕生日おめでとうございます!

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